「約束もしていないのに、二人の者が一緒に歩くだろうか。」3:3
イスラエルは、神様の選びの民である。「わたしは、地のすべての種族の中から、あなたがただけを選び出した」(2節)。
「選び出した」は、直訳すると「知った」である。これは、結婚関係に基づく、全人格的な愛の交わりを示している。
神様は「あなたがただけ」、すなわちイスラエルだけと「夫と妻」の契約を結ばれた。しかしイスラエルは他国の偶像を慕い、神様との契約を破ってしまった。「約束もしていないのに、二人の者が一緒に歩くだろうか」(3節)。神様と「一緒に歩く」ことは、神様と一体でなければできない。
神様は、全世界を祝福するための約束をアブラハムに与え(創世記12:1~3)、イスラエルは、その約束を受け継いでいく使命が与えられた。
彼らは神の所有の民である。神様だけを頼りにして生きていくことが、使命を全うすることだった。イスラエルは不義により、神様から離れてしまったが、
神様の約束は、人としてイスラエルの子孫としてお生まれになった、御子イエス様により実現した。
十字架のみわざにより、教会は御子と合わされ一体となった。私たちは、主に伴われて歩いている。
永遠に主と一緒に…この祝福の約束を実現してくださった主に感謝する。