『主が求められること』ミカ書6章1~16節「へりくだって、あなたの神とともに歩むことではないか。」6:8

主が私たちに求めておられることは、「ただ公正を行い、誠実を愛し、へりくだって、あなたの神とともに歩むこと」である(8節)。へりくだりは、従順、柔和とも訳されることがあり、それは神様のご性質である。イエス様は神であられるのに、私たちの罪の身代わりに十字架で死ぬために、人としてお生まれになった。世を愛し、救うため、神としてのあり方に固執されなかったのである(ピリピ2:6~8)。主が十字架の死に至るまで、へりくだられたことにより、私たちは罪赦され、神の子とされた。
神の子とされた私たちは、主のご性質を持つ者となった。しかし、主のご性質の現われを妨げる肉性(古き人)が働くことを覚えていなければならない。それは砕かれる必要がある。砕きを受け留めることができるのは、十字架だけである。主の十字架を見上げ、十字架を通って、私たちはへりくだることを学んでいく。「私は心が柔和でへりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい」(マタイ11:29)。
へりくだるとき、主の歩調に合わせて歩めるようになる。そして、主とともに歩んでいることがわかるようになる。主が求めておられることがわかるようになる。