『主の喜び』ゼパニヤ書3章14~20節「主はあなたのことを大いに喜び、…高らかに歌ってあなたのことを喜ばれる。」3:17

主が私たちに与えてくださったのは、救いの喜びである。それは罪のさばきから解放された喜びである(14,15節)。私たちを恐れ、苦しみ、恥で縛る罪の力は、イエス様の十字架で打ち砕かれた。復活により、死の力から解放してくださり、信じる私たちはすでに、主とともに天にある。だから「喜び歌え」、「喜び叫べ」、「心の底から喜び踊れ」(14節)。神の国は喜びの世界である。私たちが主を喜ぶとともに、主も私たちを大いに喜ばれている(17節)。

 主は実に、「わたしの喜びが彼らのうちに満ちあふれるため」(ヨハネ17:13)、十字架にかかられた。「ご自分の前に置かれた喜びのために、辱めをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されたのです」(へブル12:2)。主は、私たちのただ中におられ(17節)、ご自身の喜びで満たしておられる。

その喜びは、主の深い愛からくる喜びである(17節)。主の愛は「あなたに安らぎを与える」(17節)。新改訳聖書の欄外の別訳を見ると、「あなたを黙らせ」となっている。十字架で処分されたのは、私たちの古き自我であった。その自我は死によって黙らせられ、今は神の子という、栄誉ある名を与えられた(20節)。

私たちは主の喜びで満たされている。主は救いの勇士だ(17節)。