「あなたは、あなたの土地、あなたの親族、あなたの父の家を離れて、わたしが示す地へ行きなさい。」(1節)。神様はアブラハムに、自分が頼みとするすべてのものを捨てて、神様の召しに応答せよと言われた。神様だけを頼りにして生きなさいということである。神様はアブラハムを召し出され、彼を通して世界を祝福すると約束された(2,3節)。
神様は真実な方で、約束されたことを必ず成し遂げられる。アブラハムは神様の召しに、ただ信仰によって応答するだけであった。
彼の信仰の応答は、イエス様によって実を結んだ。信じるすべての者に、主の栄光の御霊が与えられ、御国を受け継ぐ者とされた(ガラテヤ3:14)。これこそが神様の大いなる祝福である。信じる者に与えられた御国の立場とは、すでに主とともに、天に座らせられていることである(エペソ2:6)。
御霊は助け主であられる。御霊の促し、導きに従うのみである。「自分を捨て、自分の十字架を負って、私に従って来なさい」(マタイ16:24)。十字架によって、私たちの信仰は練られ、きよめられる。すべてを主に明け渡すことが祝福となる。