『主の聖所』出エジプト記25章1~9節「彼らにわたしのための聖所を造らせよ。わたしは彼らのただ中に住む。」25:8

「彼らにわたしのための聖所を造らせよ。わたしは彼らのただ中に住む」(8節)。神様はイスラエルの中に、ご自身の住まいを設けるために幕屋を造らせた。
金、銀、宝石、動物の毛皮、油など、指定された材料を(3~7節) 奉納物として、イスラエルが進んで献げることによって、造るように命じられた(2節)。
これらの奉納物は、イスラエルがエジプトを脱出するときに、エジプト人から得たものである(12:35、36節)。神様が、エジプトから宝石や衣服を求めるように言われたのは、幕屋建設のためだった。神様はエジプトが、イスラエルに「好意を持つようにされ」、エジプト人は求められるままにイスラエルに与えた。イスラエルは「エジプトからはぎ取った」のである(12:36)。

 クリスチャンは、仕事の報酬や年金など、この世から得たものを神様に献げている。多くのクリスチャンが、什一献金など献げものをすることで、経済的な祝福も経験してきたことだろう。それは、主が私たちのただ中に住んでおられる証しである(8節)。

 万物は主が造られた主のものである。ご自身のものをもって、私たちを祝福してくださっている。私たちは主から受けた祝福で、主の御からだなる教会を建て上げている(8節)。主は私たちが進んで献げることを望まれる(2節)。