「福音は、ユダヤ人をはじめギリシア人にも、信じるすべての人に救いをもたらす神の力です」(16節)。「力」と訳されているギリシャ語の「デュナミス」は、ダイナマイトの語源となっており、神の力は爆発的なものであることがわかる。また「奇蹟」、「強さ」とも訳される。
福音に働く神の力は、人間の思いを超えたものである。
神の御子が、人としてこの世にお生まれになったこと(3節)、死者の中から復活されたことは(4節)、奇蹟であり、爆発的な力が働かなければできないことである。神はこの力をキリストのうちに働かせて、すべての人の救いのわざを成し遂げられた。人はキリストのゆえに、信じる信仰によって神に「義とされる」のである(17節)。これが神の恵みである。そして恵みは「デュナミス」である。
福音は神の力である。そして福音とはイエス・キリストご自身である。誰でも信じる者はキリストにある。キリストの十字架に合わされて、古き人は死に、キリストの復活に合わされて、御霊により新しく生まれた。私たちはキリストとともに天にある。やがての日に、私たちは、朽ちないからだに復活する。
神の力は今、信じる者のうちに働いている。